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祇園祭山鉾マップ

祇園祭山鉾マップ

鉾と山の解説

鉾  (5基)

祇園祭を代表する大型の鉾で高さ25mにおよぶ。大車輪を付け、お囃子を乗せて、30~40名が綱を引いて巡行する。

船鉾 - (2基)

巡行の最後尾を飾る船形の鉾。2014年、150年ぶりに後祭の大船鉾が復活した。昔は船鉾を出陣の船、大船鉾を凱旋の船とも呼んだ。

曳(ひ)き山 (4基)

大型化した山で、大車輪を付けてお囃子を乗せる点で鉾に似るが、真木の代わりに松を立てている。

舁(か)き山 (20基)

屋台の上に松や杉などを立て、祠や御神体の人形などを乗せ、20名ほどで担いで巡行する。

傘鉾 (2基)

古い鉾の姿を伝え、織物の下がりを付けた傘と棒振り囃子が巡行する。

焼け山(休み山 )  (1基)

記録には残っているが、戦乱や火災によって焼失したまま、現在まで復興していない山鉾のこと。

山鉾所在と解説(五十音順)

 
先祭り
  • 芦刈山
  • 芦刈山
  • Ashikari-yama
  • 綾小路通西洞院西入ル芦刈山町
  • 謡曲「芦刈」にちなみ、芦を刈る身に落ちぶれた男を妻が捜し出して再縁を果たす。御神体の旧衣装は山鉾最古の小袖。
  • 油天神山
  • 油天神山
  • Aburatenjin-yama
  • 油小路通綾小路下ル
  • 古くから町内に祀られている朱塗の杜殿に天神像を安置して巡行する。
  • 綾傘鉾
  • Ayakasa-hoko
  • 綾小路通室町西入ル
  • 傘鉾の一つで、大きな傘と棒ふりばやしの行列である。棒ふりぱやしは赤熊をかぷり、棒を持った者が鉦、太鼓、笛に合わせて踊る。
  • 霰天神山
  • Araretenjin-yama
  • 錦小路通室町西入ル
  • 京都に大火があった時、霰が降り猛火が消えたがそのとき天神様が降ってきたのでそれを祀った。
  • 岩戸山
  • Iwato-yama
  • 新町通仏光寺下ル
  • 天照大神の岩戸隠れの神語から取材。天照大神、手力雄尊など三体のご神体、屋根上には伊弊諾尊。
  • 占出山
  • Urade-yama
  • 錦小路通室町東入ル
  • 神功皇后が、肥前の国松浦で鮎を釣って戦勝の兆しとしたという故事による。安産のお守り授与。
  • 郭巨山
  • Kakkyo-yama
  • 四条通西洞院東入ル
  • 中国の史語で、郭巨が黄金の釜を掘りあて母に孝養をつくしたという故事。
  • 函谷鉾
  • Kanko-hoko
  • 四条通烏丸西入
  • 中国戦国時代斉の孟嘗君が家来の鶏の鳴き声によって函谷関を開けさせ脱出できたという故事。
  • 菊水鉾
  • 菊水鉾
  • Kikusui-hoko
  • 室町通四条上ル
  • 町内にあった菊水井戸にちなむ。鉾頭には金色の菊花をつける。昭和27年88年ぶりに再興された昭和の鉾。
  • 四条傘鉾
  • 四条傘鉾
  • Shijokasa-hoko
  • 四条通西洞院西入
  • 綾傘鉾と同じ傘鉾のひとつ。傘の上には御幣と若松を飾る。昭和63年に復元した踊りは棒ふりなど子供8人が演じる。
  • 太子山
  • 太子山
  • Taishi-yama
  • 油小路通仏光寺下ル
  • 聖徳太子が四天王寺建立に当り、自ら山中に入って良材を求めた所伝による。智恵のお守り授与。
  • 月鉾
  • 月鉾
  • Tsuki-hoko
  • 四条通室町西入
  • 鉾頭に新月をつけ、「天王座」には月読尊を祀る。屋根裏の草花図は円山応挙筆。軒桁、四本柱等の飾金具はいずれも見事。
  • 蟷螂山
  • 蟷螂山
  • Toro-yama
  • 西洞院通四条下ル
  • 「かまきり山」とも呼ばれ、かまきりと御所車の車輪が連動して動くなど、山鉾唯一のからくり。
  • 木賊山
  • 木賊山
  • Tokusa-yama
  • 仏光寺通西洞院西入ル
  • わが子を人にさらわれて一人信濃国伏屋の里で木賊を刈る翁をあらわす。
  • 長刀鉾
  • 長刀鉾
  • Naginata-hoko
  • 四条通東洞院西入ル
  • 鉾先に疫病邪悪をはらう長刀をつけ、くじ取らずで巡行の先頭を行く。現在、生稚児が乗るただ1つの鉾。
  • 鶏鉾
  • 鶏鉾
  • Niwatori-hoko
  • 室町通四条下ル
  • 中国尭の時代に天下がよく治まり訴訟用の太鼓も用がなく鶏が巣を作ったという故事。
  • 伯牙山
  • 伯牙山
  • Hakuga-yama
  • 綾小路通新町西入ル
  • 中国の周時代、琴の名人伯牙が友人鍾子期の死を聞いて、その琴の弦を断ったという故事。
  • 白楽天山
  • 白楽天山
  • Hakurakuten-yama
  • 室町通綾小路下ル
  • 唐の詩人白楽天が、道林禅師に仏法の大意を問う姿を形を表した。
  • 船鉾
  • 船鉾
  • Fune-hoko
  • 新町通綾小路下ル
  • 神功皇后の説語によって鉾全体を船の形。舳先には金色の鷁、船尾には飛龍文の舵。安産のお守り授与。
  • 放下鉾
  • 放下鉾
  • Hoka-hoko
  • 新町通四条上ル
  • 「天王座」に放下僧を祀る。鉾頭は、日、月、星三光が下界を照す形をしている。
  • 保昌山
  • 保昌山
  • Hosho-yama
  • 東洞院通松原上ル
  • 平井保昌が、和泉式部のために紫辰殿の紅梅を手折ってくる姿。縁結びのお守り授与。
  • 孟宗山
  • 孟宗山
  • Moso-yama
  • 烏丸通四条上ル
  • 筍山ともいい、病気の母を養う孟宗が、雪の中で母の欲しがる筍を掘り当てた姿。
  • 山伏山
  • 山伏山
  • Yamabushi-yama
  • 室町通蛸薬師下ル
  • ご神体の山伏は、昔、八坂ノ塔が傾いたとき、法カによってなおしたという浄蔵貴所の大峰入りの姿。

後祭り
  • 役行者山
  • 役行者山
  • Ennogyoja-yama
  • 室町通三条上ル
  • 修験道の祖、役行者が一言主神を使って葛城と大峰の間に石橋をかけたという伝承。
  • 油天神山
  • 大船鉾
  • Ofune-hoko
  • 新町通四条下ル、四条町
  • 後祭の最後尾を巡行する「鬮取らず」の鉾。元治の大火(1864)で消失したが平成26年(2014)、150年ぶりに復活した。
  • 北観音山
  • 北観音山
  • Kitakannon-yama
  • 新町通六角下ル
  • 山の上には楊柳観音像と章駄天像。真木には松の木。飾金具はいずれも豪華。
  • 黒主山
  • 黒主山
  • Kuronushi-yama
  • 室町通三条下ル
  • 歌人大伴黒主が桜の花をあおぎながめている姿。
  • 鯉山
  • 鯉山
  • Koi-yama
  • 室町通六角下ル
  • 中国の龍門の滝をのぼる鯉の勇姿。
  • 浄妙山
  • 浄妙山
  • Jomyo-yama
  • 六角通烏丸西入
  • 宇治川の合戦で、三井寺の僧兵筒井浄妙と一来法師の奮戦の姿。
  • 鈴鹿山
  • 鈴鹿山
  • Suzuka-yama
  • 烏丸通三条上ル
  • 伊勢の国鈴鹿山で、人々を苦しめた悪鬼を退治した鈴鹿権現。
  • 橋弁慶山
  • 橋弁慶山
  • Hashibenkei-yama
  • 蛸薬師通室町東入
  • 弁慶と牛若丸が五条大橋で戦う姿。
  • 八幡山
  • 八幡山
  • Hachiman-yama
  • 新町通三条下ル
  • 八幡宮を山の上に勧請したもので、その小祠は江戸時代の天明年間製作。
  • 四条傘鉾
  • 南観音山
  • Minamikannon-yama
  • 新町通錦小路上ル
  • 後祭の「鬮取らず」の曳山。「下り観音」ともいわれ、楊柳観音と善財童子をまつり、巡行には柳の大枝を差し出している。
  • 四条傘鉾
  • 鷹山
  • Taka-yama
  •  三条通室町西入ル
  •  鷹匠、犬飼い、樽を背負い隠れてちまきを食べる従者という3体の人形を乗せる曳山。 令和4年(2022)、196年ぶりに巡行に復帰する。